オリバーベレスの「デイトレード」
マークダグラスの「ゾーン~相場心理学入門」
と並んで面白かった書籍がこの「マーケットの魔術師」。
この書籍は色々なタイプの一流トレーダーにインタビューをして、それを1冊にまとめたものになります。
その質問内容は、トレードスタイルや生涯成績などですが、いずれのトレーダーも桁違いの成績を誇っておりスタイルも短期から長期に至るまで色々な方が掲載されています。
そしてその返答がとても参考になります。
一部紹介しますと、
「小幅な利食いを重ねてお金持ちになった人はいない。」
「指値より成り行き。少し損をするが利益をこぼすことがない。」
「ミスを認める方が結果的に損が少ない」
「相場が見えるまで待つ」
「勢いが強くなっている中間だけを取る」
「勝てない人は、サイズが大きすぎるし利食いが早すぎる」
「状況が悪くなってきたら全決済する」
「金にこだわるな」
「一生懸命打ち込め」
「トレードしすぎ」
これだけでも参考になると思いますが、実際に読んでいただいた方が血肉になると思います。
なぜなら上記の抜粋箇所は、僕のトレードスタイルと関係あるところだけ抜いたからです。
あなたのトレードスタイルと近いトレーダーの項目をしっかり読み込めば、よりトレードのヒントが得られるでしょう。
読んでいて面白かった点は、時間軸が違うトレーダーでも共通点が多かったことです。
特に感じたのは素早い損切りですね。
少し異質で印象に残ったのが「トム・ボールドウィン」というトレーダーの損切り。
損切りラインを割ってもすぐに損切りせず適切な損切り位置まで待つ、というもの。
この損切り方法は現在私が使っている損切り方法と同じなので、何となく親近感が湧きましたね。(もちろんトムさんのようには出来ませんが)
このように自分とスタイルの近い一流のトレーダーが掲載されていると思いますので、一度読んでおいてもいいと思います。だって将来あなたがそうなるかもしれないじゃないですか。
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