FXを続けていると落とし穴に何回も落ちると思います。
私も数え切れないくらい落ちてきました。
(落ちた後に登れないくらいの穴で、8回も退場しました)
その中で覚えている落とし穴についていくつか記しておくことにします。
『勝って兜の緒を締めよ』というコトワザがあるように、人は勝利すると油断してしまう生き物です。
私の場合は連勝により以下の油断が発生しました。
- エントリーポイントが雑になる
- ラインを見落としやすくなる
- 損切りができない
- 利確ができない
- 感覚でエントリーしてしまう
順番に解説します。
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1、エントリーポイントが雑になる
いつもは慎重にサポートに引きつけているのに、連勝することで「大体このあたりでいっか」みたいな感じで毎回1~3pipsくらいは平気でロスしていました。
「どうせそのくらいは伸びるでしょ」という感覚。
当然、成績は下がっていきました。
2、ラインを見落としやすくなる
水平線、トレンドライン、チャートパターンを見落としやすくなります。
これらはレジスタンスとサポートの根拠として重要なことは言うまでもありませんが、油断してるとそれを見落としちゃうんですよね。
負けたあとに見直して、「あー、ここトレンドラインが効いてるから反発したのかー」みたいなことが多々ありました。
3、損切りができない
これですよ。ヤバイやつが。
連勝すると「この俺が負けるはずがない!」みたいな中二病的思考に陥り、損切りができなくなりました。
おかげさまでコツコツドカン、というか、ドカーーーーーーーーーン的な感じで毎回大敗してましたね。
この五項目の中で、多分これが一番ヤバイやつです。
4、利確ができない
これも陥りがちなやつですね。
「俺がエントリーしたポイントなんだから、まだまだ伸びる!」みたいな中二病的思考で普通に利確できる回数が大幅に減りましたね。
しかもこれ利確できずに逆行して何もしない場合、3の『損切りができない』につながっていくんですよね。
ああ、こわい。
5、感覚でエントリーしてしまう
これもあかんやつですね。「俺は最強!どこでエントリーしても利益が俺についてくる!」みたいなベジータ的発想で感覚エントリーを行うようになりました。
結果は当然に負け越しです。
感覚で戦うと、手法として確立していないので、どこで利食いと損切りをするか毎回テキトウでした。
しかも思いつきでエントリーするので各ラインの見落としが発生するし、プロスペクト理論も発動するし全然ダメでしたね。
やっぱり一つの手法を極めるって大事です。
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この5項目は、優れた指導者がついていなければほぼ全ての人が落ちる穴だと思います。
書籍やネットで知識だけ知っててもダメなんですよね。回避できない。トレードの難しさはそこにあると思います。
もう一度出しておきます。
- エントリーポイントが雑になる
- ラインを見落としやすくなる
- 損切りができない
- 利確ができない
- 感覚でエントリーしてしまう
特に気をつけなければいけないのは『3』です。
その損切りさえ適切な資金管理の元でできていれば延命することができます。延命中に他の4項目の過ちにも気づけるかもしれません。
トレード日誌をつけると割と早く気づけますが、この記事見ただけでやろうと思う人は少ないんだろうな。
(優しさから言っていますよ)
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